びっきです。
あるセミナーでこんな実験が
行われたそうです。
「課題を最後までやり終えたグループ」と、
「課題を途中で中断されたグループ」に
分けます。
少し時間が経ったところで、
各々のグループに取り組んだ課題の内容を
答えさせました。
すると・・・
圧倒的に課題を中断されたグループのほうが、
その内容を覚えていたそうです。
つまり「人は完了された物事よりも
未完のままで終わったほうが記憶に残る」
ということが立証されたそうです。
人は完了した作業のことはすぐに忘れるが、
未完了の作業のことは気になって
忘れられないということです。
また、こんなこともあるかと思います。
デビューしてすぐに人気者になった歌手が、
僅か数年で亡くなってしまってカリスマ化
する。
そして、死後何年も経っているのに
特集が組まれたり、未公開の楽曲が
たまたま見つかり大ヒットしてしまうこと。。。
これも同じ完成されずに中断してしまった
という同じ現象です。
・・・・実はこの現象、
「ツァイガルニック効果」
といって、人間心理に基づいた理論だそうです。
テレビでも肝心なシーンになると
直前にCMに突入したり、
番組の冒頭に後半部分の見どころを
小出しにチラチラ見せたり、
これもこのツァイガルニック効果なのです。
また番組の最後に結論を出すのかと思いきや、
「この続きは来週で!!」と言って、
視聴者をヤキモキさせたりします。
それではいつものように、
これを「コンテンツビジネス」でも
考えてみましょう。
実は「コンテンツビジネス」でも
この理論がふんだんに使われています。
例としては、
「さらに詳しい情報はこちらのサイトで
見られます→http://○○○○」
「さらに詳しい情報をお知りになりたい方は、
明日のメルマガで・・・・」
こんな言葉、良く見ませんか?
でももっと効果的に使われている
代表的なものは、
ステップメールではないでしょうか。
例えば、
1通目「あなたにご紹介したい案件が
あります」
2通目「この案件は私が1ヵ月掛けて
取り組んだ集大成です」
3通目「発表する前に私の知り合いに試して
もらったら凄い結果になりました」
4通目「その中身は・・・(前半だけ話す)」
5通目「最後まで知りたくありませんか?」
6通目「それでは明日発表致します」
7通目「セールスレターで告知」
このように段階を踏んでメールを流せば、
もう気になって気になってしかたがなくなり
ます。
本当に興味を持った人はおそらく
1通目からの流れを覚えていると思います。
あることを人に興味をもって
知ってもらいたい時は、
このように「・・・後ほどお伝えします!」
とか「・・・知りたくありませんか?」
のように、途中で一旦終わらす、ジラす。
こうすれば、
相手の興味と好奇心を継続できるのでは
ないかと思います。
是非、いろいろなところでこの
「ツァイガルニック効果」を
有効活用してみてはいかがでしょうか。
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