びっきです。
「人生は、運よりも実力よりも勘違いさせる
力で決まっている」~ふろむだ著~
を読んでみました。
読み終えた感想は、
これって、おそらく誰しもが思っていること
じゃないかなと思いました。
・・・・昔、カナダで選挙がありました。
結果は・・・・
○○のほうの当選。
○○とは・・・
イケメンの政治家はそうでない政治家の
2.5倍の票を獲得したという。
つまりイケメンの圧勝だったそうです。
ところが、
驚いたことにこのイケメンに
投票した人達の理由が、
実に70%以上の人が彼に投票した理由は
彼がイケメンだから投票したわけではない
と言っているそうです。
つまり「イケメン」だからという
自覚がないそうです。
あと、もっと驚いたことに、
イケメンというだけでなく
「人柄が信頼できるから」
「経済政策の期待できるから」・・・と、
思ったそうです。
容姿とは別の理由で投票したのだと
言っているのです。
もちろん、
イケメンだけではないと思いますが、
このデータは大いに興味深いことだと思います。
あなたもどこかこんな印象があるのでは
ないでしょうか?
イケメン=頭が良い、清潔、字が綺麗、
やさしい、思いやりがある・・・・
ブサ男=頭が悪い、不潔、字が汚い、
能力がない・・・・
つまり、
一つのことに特化していると、
なんか知らないが、
それに付随して他のことも良く見えてしまう
ということ。。。
人は、自分の都合の良いように、
いい思考の錯覚を起こしているもの。
これをこの本では、
「錯覚資産」と言っています。
これが人間の宿命ならば、
そうであるならば、
じゃー、逆手に取って、
上手に使ってしまえば良いのでは
ないでしょうか。
例えば、
■就職(転職)活動で勝つためには、
・履歴書を提出する場合、
字を綺麗に書く==頭が良さそう。
リーダーシップが取れそう。
熱い思いを書く==採用しないと
会社が損をするという印象。
・面接を受ける時、
笑顔をつくる==ほかの能力もありそう。
姿勢を正す==何でもきちんとできそう。
会社側も履歴書を見て、
ほんのちょっと会っただけでは、
この人が有能なのかは分からないので、
この錯覚資産を全面に出したほうが
有利なわけです。
人間界では、その人の勝手な判断で、
ものごとが決まっていきます。
従って、
この錯覚資産を意識するのとしないのでは、
今後、社会の自分の見る目が変わって
いくのではないでしょうか。
錯覚と運を味方に付ける。
==見た目、言葉遣い、自分の履歴を磨く、
等々を意識しなければいけない!
私はそんな感じがします。
こんなことを言うと偉そうですが、
現在、各SNS人口が多い中、
・プロフィールが全然書いていない人
・暴言を吐いている人
・初対面(知らない人)なのに、
横柄な言葉になっている人
・変顔をしている人
(理由があればいいですが)
がなんと多いことか。。。
自分もいろいろと気を付けなければ
いけないなと思いました。
この本を読んで、
今後、
いかに自分の「錯覚資産」を
増やせるかがカギとなってくるのでは
ないかと思っています。
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