びっきです。
私がまだ駆け出しの
銀行の営業マンだった頃、
先輩に教えてもらった
こんな修行方法を思い出しました。
主に街にある中小企業への
新規セールスでの場面。
(せいぜい従業員十数人程度の
中小企業へのセールスです)
先輩と「飛び込み営業(新規開拓)」を
やっていた時のこと・・・・
「今度はお前の番だから、
ここの会社に飛び込んでセールス
してみなさい!」
私はまだ慣れていないので、
「ドキドキ!うまく喋れるかな?」
の状態。
もちろん、
後ろに先輩が付いているので、
何かあれば助けてくれるのだが。。。
そして、
「ピンポン!・・・・・・」
・・・・・(ダメダメの営業を終えて)
外での先輩からのアドバイス。
急に先輩から質問が飛んできた。
「部屋には机が何個あった?」
・・・・えっと、8個?いや10個?
「大きなカレンダーがあったけど、
どこの会社のものだった?」
・・・・分かりません。
「電話していた人がいたけど、
何を話していた?」
・・・・・全く聞いていません。
先輩曰く、
まあ、まだ無理かもしれないけど、
今度一人でセールスした時は、
相手と喋りながら周りを舐め回す
ように観察すること!
これが大事になってくるから!
机の数が分かれば、
その会社のおおよその従業員数が分かるし、
○○信用金庫のカレンダーがあれば、
その金融機関と取引中だと分かるし、
電話の内容を聞いていれば、
何かヒントが得られるし、
・・・・とにかく新規の会社に入ったら、
話が出来るチャンスなんだから
あらゆる五感と第六感を働かせて
仲良くなるチャンスをつくりなさい!
というものでした。
ゴルフバッグがおいてあったら、
ゴルフの話で切り出せばいいし、
相撲の番付表が貼ってあったら、
相撲の話題から切り出す。
先輩はこの練習を私にさせたかった
ということです。
人は初対面の方と話す時は
「共通項」を探すようです。
「今日は良い天気ですねー」
「もう、〇月ですねー」
から始まって、
「えー、相撲なら私も好きですよ!」
「私も巨人ファンなんです!!」
そこで、
このように人は共通項があると、
仲良くなる傾向があると言われています。
これを「類似性の法則」と言い、
これがあると、
お互い、コミュニケーションが取り安く
なるのだそうです。
SNSでよく
「どう書いたらいいか分からない!」
「読者にどう語り掛けたらいいか
分からない!」
と悩んでいる人がいたら、
この「類似性の法則」を意識すると
わりと多くの人を引き付けるのでは
ないでしょうか。
「今朝は特に寒かったですねー」
「昨日の地震は結構大きかったですねー」
「昨日の半沢直樹のドラマは見ごたえ
ありましたよねー」
から始めても良いですし、
読者が抱くことを言ってみるのも良し。
読者との共通項のネタは考えれば
結構出てくると思います。
是非、参考にしてみてください。
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